PEOPLE
【地域おこし協力隊】大友 悟 さん
【出身地】千葉県八街市 【前住地】大阪府寝屋川市 【移住種類】Iターン 【お住まいの地域】 本郷
「陶芸家になりたい!」という想いが募り、町に移住してきました。会津美里町には東北最古の歴史を持つ伝統工芸品である会津本郷焼があります。陶器と磁器という2種類の原料が採れる珍しい産地で、陶芸を学びたいと思ったことがきっかけです。
地域おこし協力隊の選考を通じて町の方々と接する中で、皆さんがとても親身になって話を聞いてくださったことが印象的でした。移住者を温かく受け入れてくれるこの町であれば、たとえ全く知らない土地でも安心して生活を始められると感じ、移住を決断しました。
現在、地域おこし協力隊として、会津本郷焼の技術継承に取り組んでいます。町内にある窯元「流紋焼」で修行しており、ロクロを使った成形や焼成といった基本的な技術はもちろんのこと、作り手としての姿勢や土との向き合い方まで、日々多くのことを学ばせてもらっています。
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「会津は盆地だから暑いよ」と聞いて少し構えていたのですが、実際に暮らしてみると、以前住んでいた大阪よりも涼しく、意外と快適に過ごせました。その代わり冬はとても寒いですが、近くに温泉があるので、冷えた体をゆっくり温めるのが楽しみのひとつになっています。
移住にあたって1番大きな変化は、生活のほとんどが車移動になることでした。これまで車を持っていなかったので、移住を機に購入する必要がありました。最初は少し不安もありましたが、車があると買い物や通勤も便利になり、今ではすっかり慣れて快適に暮らせています。
本郷地域には小さな水路が町中に張り巡らされていて、歩くだけでもどこか懐かしい風景にで会えます。ふと足元を見ると器のカケラが落ちていたり、裏路地に窯元があったりと、日常の中に小さな発見があふれている町です。陶磁器会館では本郷焼きの窯元の作品を一堂に見ることができ、購入もできます。会津美里町を訪れた際には、ぜひ立ち寄ってみてください。きっとお気に入りの器に出会えると思います。
↑ 陶磁器会館 |
↑ 器のカケラ |