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移住者も含めた形で、地元再発見の場を提供。

【地域づくり団体会津美里こらんしょwoman】
竹内樹美さん

福島県磐梯町出身。2008年の結婚を機に会津美里町へ移住。2016年に会津美里こらんしょwomanを立ち上げ、女性による地域づくり活動を展開。一級建築士事務所、樹ie工房を営み、夫と子ども1人と暮らす。

会津美里こらんしょwomanではどういった活動に取り組んできたのでしょうか。

竹内さん : 私自身も移住者なんですが、2008年の結婚を機に夫の地元である会津美里町へやって来たんです。町のセミナーに参加したことから職員に声を掛けられ、2016年に興味のあった地域づくり団体を立ち上げることに。それが女性十数名で活動している、会津美里こらんしょwomanなんです。「こらんしょ」とは会津地域の方言で「来てください」という意味。マルシェイベントや裏路地ツアーを中心に活動しています。

移住者とはどのように関わっているのでしょうか。

竹内さん : 特に移住者に対して何かやっている訳ではないんですが、さまざまなイベントに関わっているからか接する機会は多いですね。自家製天然酵母パンいわなみ家の岩波聡子さんともそういったつながりで知り合い、マルシェにも出店していただきました。また本業では一級建築士事務所、樹ie工房を営んでいるので、空き家だった引っ越し先のリフォームなどで関わる場合もあります。主に町内の窯元や住宅などを手掛けてきました。

移住者と接する際に心掛けていることがあれば教えてください。

竹内さん : 相手が移住者かどうか意識せず、フラットに接しています。私も新たに引っ越された方には興味があるので、いろいろ質問してしまいますね。移住者と接するうち、逆に気づかされることも少なくありません。「米がいい」「果物が美味しい」といった言葉には、ここがいかに幸せな環境なのかを思い知らされました。考えてみれば、私たちが取り組むマルシェなども地元の再発見を促す活動なのかもしれません。

移住者とは今後どのように関わっていきたいと考えているのでしょうか。

竹内さん : 移住者にはどんどん来ていただきたいです! 検討中の方には町の子育て支援センター「すくすくハウス」をアピールしたいですね。私も子育て中なのですが、相談ごとや一時預かりなどでサポートしてもらえるのが心強いです。このほか医療機関、飲食店、遊び場なども積極的に紹介したいと思います。会津美里町は四季が際立つ土地柄。食べ物や景観も素晴らしく、特に町内から望む磐梯山は圧巻です!

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